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肝臓と漢方薬
2023.05.31
肝臓は沈黙の臓器
肝臓は沈黙の臓器と言われています。
それは肝臓は何か問題があっても自覚症状が出にくく皮膚や目が黄色くなる黄疸などの症状が出た時には既に重度の肝臓障害である場合が多いからです。
それ故に肝臓は普段からのケアが必要です。
現代日本人の4人に1人は肝臓に何らかの問題を抱えていると言われています。
飲酒、睡眠不足、運動不足、食べ過ぎ、ストレスなど肝臓にとって悪い生活習慣を続けていると肝臓は気づかないうちに病気になってしまします。
肝臓の働き
肝臓は大きく分けて3つの働きがあります。
①栄養素の貯蔵、分解、合成
肝臓は人のエネルギー源であるグリコーゲンやタンパク質を必要に応じて貯蔵、分解、合成しています。
②解毒
体内にとって有毒になるものを分解無毒化します。
栄養素の代謝や運動などで生じたアンモニアを分解します。
お酒やお薬などの分解も肝臓で行われます。
③胆汁の生成
肝臓はコレステロールと胆汁酸から胆汁をつくり出しています。
肝臓の病気
- ウイルス性肝炎
- アルコール性肝炎(アルコール性脂肪肝)
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
- 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
- 薬物肝障害
- 自己免疫性肝炎
- 肝硬変
- 肝臓ガン
中医学としての肝
中医学としての肝は気血の流れを調節し、精神状態や自律神経などにも深く関係があるとされています。
また女性の生理周期や妊娠、出産などにも深く関係のある臓腑ともされています。
肝臓≒肝
西洋医学で言う『肝臓』と中医学で言う『肝』は少し違いますが、まったく別物というわけではありません。
肝臓が悪い方は肝の不調が出やすくなります。
逆を言えば肝臓を労れば間の働きが良くなるということにもつながるので普段からの養生が大切です。