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婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

2022.10.14

婦宝当帰膠
冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴りなど女性特有の諸症状に用いられる漢方薬
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

婦宝当帰膠とは

婦宝当帰膠は当帰(トウキ)をはじめ、コラーゲンを主成分とする動物性生薬の阿膠など、気血を補う9種類の生薬が配合されております。

婦人科でよく使われる漢方薬で冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴りなど女性特有の諸症状に用いられます。

中医学で言われる血虚(けっきょ)と呼ばれるタイプの方に使用する漢方薬です。

婦宝当帰膠は不要な添加物や保存料を使用していないので妊活や妊娠中でも安心して服用いただけます。

当帰(トウキ)は女性の宝

当帰(トウキ)

当帰は、女性の健康な体づくりに欠かせない生薬として知られるセリ科の生薬です。

独特な強い香りがあり、紫色を帯びた茎の上に、小さな白い花を咲かせます。

薬用として用いるのは地中に30センチほど伸びた肥厚性の根の部分です。

根そのものには弾力があり、香気が高いものほど上等品といわれています。

当帰は血を補い体を温め、血の巡りをよくすると言われ、中国では昔から「女性の宝」として重宝されてきました。

中国の民話にも、病に倒れた女性が、当帰の根を食べてみるみる回復したという話が伝わっています。

当帰は民話にもあるほど古くから女性にとって宝となる生薬として重宝されてきました。

血虚(けっきょ)とは

中医学では、女性の健康は血(けつ)と密接な関係があると考えます。

女性は、月経・妊娠・出産・授乳・更年期などにより血の量が不足しがちになります。

この血の量が不足することを血虚(けっきょ)と呼びます。

血虚タイプの方は血色が悪くなり、顔色は青白く、爪の色も薄く、爪が割れやすくなります。

また、皮膚や頭髪はツヤを失い、指先がささくれたりかかとがひび割れたりします。

また、血が不足すると流れが滞り、血行不良のような瘀血(おけつ)という状態になります。

女性の諸症状は、こうした血の不足や血行不良などが主な原因にあるので注意が必要です。

血虚チェックリスト

以下の項目に数点あてはまるなら血虚かもしれません。

  • ・手足やお腹が冷えるなどの冷え性
  • ・血色などの顔色が悪い
  • ・肌か乾燥している
  • ・眠りが浅い
  • ・髪質が悪く、ツヤがない、枝毛、抜け毛が多い
  • ・貧血やめまいが起こりやすい
  • ・経血の量が少ない、生理周期が延長しがち
  • ・便意はあるけど、出ない
  • ・爪が折れたり、荒れたりしやすい
  • ・疲れやすい、しんどさが続く
  • ・低血圧
  • ・気分が落ち込みやすい

婦宝当帰膠と当帰芍薬散の違い

婦宝当帰膠と当帰芍薬散

よく婦宝当帰膠と比較されるのが当帰芍薬散です。

ツムラ23番で覚えている方も多いのではないでしょうか。

どちらも当帰を主役とする漢方薬です。

大きな違いは使用している当帰の量です。

婦宝当帰膠は使用している当帰の量が圧倒的に多く質も良いです。

阿膠(アキョウ)

さらに大きく違うのは阿膠(アキョウ)という動物性生薬を使用していることです。

阿膠は血を補い肌や髪を綺麗にする生薬です。

他にも阿膠は血を補うだけではなく不要な出血を止めてくれます。

血に関する症状に悩まされる女性には大切な生薬です。

当帰芍薬散は婦宝当帰膠に比べて水はけをよくする白朮(蒼朮)や沢瀉が含まれています。

浮腫みやオリモノの量が多い人などに向く漢方薬です。