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耳鳴り・聴力低下・めまいに効く漢方薬とは
2025.06.04

滋腎通耳湯(じじんつうじとう)
耳鳴り・聴力低下・めまいの代表的な漢方薬と言えば滋腎通耳湯という漢方薬が挙げられます。
特に耳鳴りにおいては幅広く使え重宝する漢方薬の1つと言えます。
年を重ねるごとに気になる聴力の低下、耳鳴り、めまい。
これらの耳の不調は、漢方では「腎(じん)の衰え」ととらえ、その機能に着目した漢方薬が用いられます。
滋腎通耳湯は、まさにこの「腎」の働きを高め、耳の通りを良くすることを目指す漢方薬です。
特に、加齢による耳の聞こえにくさや、不快な耳鳴りが続く方、それに伴うめまいがある方におすすめです。
漢方でいう「腎」とは?
現代の感覚では「腎臓=泌尿器」と思いがちですが、漢方における「腎」はもっと広い意味を持ちます。
体の成長・発育・生殖など、生命活動の源となるエネルギーを供給する大切な臓器と考えられています。
この「腎」の機能が衰えると(これを腎虚と呼びます)、老化が早まり、その現象の一つとして耳鳴りや聴力低下などが現れるとされています。
どんな耳鳴りに使えるの?
滋腎通耳湯は、老化や日頃の生活習慣(過労、睡眠不足、体の冷えなど)が原因で腎が疲れている方に適しています。
また、ストレスが多く神経をすり減らす生活を送っている方の耳鳴りにも応用されます。
耳鳴りの音でいうと、セミの鳴くような「ジージー」という音の耳鳴りや、精神的な原因で起こることが多い「キーンキーン」という高音性の耳鳴りのどちらにも使用できるのが特長です。
滋腎通耳湯の働き
この漢方薬は、体の熱を冷まし、血の巡りを良くすることで、耳の不調を改善していきます。
ストレスによる気の滞りにもアプローチするため、幅広い耳鳴りに対応できるのです。
もし、年齢とともに耳の不調が気になり始めたら、滋腎通耳湯を検討してみてはいかがでしょうか。