妊娠中の浮腫み

妊娠中の不調相談で多い物の一つが浮腫みです。

「夕方になってくると手足が浮腫んで体が重だるい」というようなご相談を受けます。

そもそも妊娠中の浮腫みは、ホルモンバランスの変化や胎児の成長に伴う血流の変化、妊娠高血圧症候群などが主な原因です。

特に妊娠高血圧症候群のような病気でない場合は胎児への影響はなく心配はないです。

妊娠中の浮腫み対策としては塩分を控える、果物のような(カリウム)を意識的に摂取する、軽い運動などがあります。

また、後ほどご説明しますが漢方薬では五苓散や柴苓湯を服用する方をよくお見掛けします。

妊娠中の浮腫みに五苓散や柴苓湯

先ほどもお話したように妊娠中の浮腫み五苓散や柴苓湯を服用する方をよくお見かけします。

この二つの漢方薬の共通点は水の偏在をなくす漢方薬という事です。

中医学で言うところの『気』『血』『水』の水の偏在を無くすもので西洋薬でいう利尿作用とは少し異なります。

なので全ての浮腫みに効果があると言うわけではありません。

浮腫みは中医学で言う臓腑の『脾』『肺』『腎』などの不調から来るとされれいます。

五苓散や柴苓湯がイマイチだなという方は体質を見極めて漢方薬をチョイスするといいかもしれませんね。