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不育症と漢方

2022.07.12

習慣性流産などによる不育症

妊娠はするけれども、流産、死産や早期新生児死亡などにより出産に至らないのが不育症です。

1人目は問題なく出産に至っても2人目でうなくいかない続発性不育症に悩む方もいらっしゃいます。

原因は血液中の凝固因子や子宮形態異常、甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症などの内分泌異常、染色体異常などがあります。

あとストレスなども関係があると言われています。

漢方ではこういった不育症は五臓の腎の弱りが原因と考えます。

ここで言う腎は内臓の腎臓ではなく中医学の理論で言うところの五臓の腎です。

腎は生殖に一番深く関係する臓腑とされ、この弱りが不育症に影響すると考えます。

腎の弱りは腎虚(ジンキョ)と呼ばれ補腎薬と呼ばれる漢方薬を中心に対応します。

他には血の問題も挙げられます。

血の問題は流れがや質の低下で起こる瘀血(おけつ)や血の不足である血虚(けっきょ)などがあります。

血の状態に問題があると子宮内膜を始めとする子宮環境の悪化につながり不育症へと至ります。

血の状態は不育症だけではなく不妊症などの婦人科全般に関係してきます。

このように不育症といっても漢方では様々な見方があります。

大切なのはご自身の体が今どうなっているのかを知ることではないでしょうか。