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子供の視力低下と漢方薬
2025.09.09

近年増える子供の視力低下
近年、眼科検診で視力低下を指摘されるお子さんが増えており、当薬局にも子どもの目の健康に関するご相談が多く寄せられています。
視力低下の原因として、スマートフォンやパソコンの長時間使用による目の酷使が挙げられます。
時代のよるものかなとは思いますが、少しでも漢方の知識で子どもたちの目の健康を守れればと思います。
中医学から考える目の健康
中医学では、視力の低下は「目の栄養不足」から生じると考えられています。
目の栄養源は「血(けつ)」であり、目を酷使すると血が消耗され、栄養が不足して視力が低下するとされています。
現代の子どもたちは、デジタル機器の画面を長時間見ることが多いため、目が栄養不足になりやすい状態にあると言えます。
こうした状況では、目の栄養を補うことが、視力低下を防ぐうえで非常に重要です。
目の栄養補給を助ける代表的な漢方薬として「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」があります。
すべてのケースに100%の効果があるわけではありませんが、目の栄養を補うことで、視力低下や眼精疲労といった不調を和らげる一助となります。
あとは日常のケアをお忘れなく。
お子さんの目の健康を守るには、薬や漢方薬だけでなく、日々の生活習慣が何より大切です。
たまには目を休めるなど、これを機会にお子さんの目の健康について少し意識を向けてみてはいかがでしょうか。