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心脾顆粒(しんぴかりゅう)

2024.03.12

帰脾湯を基に考えられた健忘・不眠・貧血・脳疲労の漢方薬、心脾顆粒。

心脾顆粒の生薬

心脾顆粒は、党参や竜眼肉など10の生薬を配合。心血を養って、精神・意識・思考を安定させると共に、脾気を補い、胃腸の働きを元気にして、心脾両虚の症状を改善します。

党参(トウジン)

キキョウ科のつる性多年草、ヒカゲノツルニンジンの根。中国では古くから疲労・虚弱体質の体力低下に対して、強壮、強心、健脾生薬として使われてきました。

竜眼肉(リュウガンニク)

リュウガン(竜眼、龍眼)はムクロジ科ムクロジ属の常緑小高木またはその果実。果肉を乾燥させたものを竜眼肉(りゅうがんにく)と呼びます。補血安神、滋養強壮の効果があるとされています。

本品1日量3包(6.0g)中、下記成分及び分量の生薬より製した帰脾丸エキス8.4gを含有します。

オウギ2.10g
サンソウニン2.10g
ビャクジュツ2.10g
ブクリョウ2.10g
リュウガンニク2.10g
オンジ1.05g
トウキ1.05g
カンゾウ0.525g
モッコウ0.525g
トウジン4.20g

※添加物としてデキストリン、ヒプロメロース、乳糖、二酸化ケイ素を含有します。

ストレスや脳疲労による健忘・不眠・貧血は心脾両虚(しんぴりょうきょ)

血を全身に巡らせる働きを持ち精神活動の深く関係する「心(しん)」と、消化吸収をつかさどり、気・血を生成する「脾(ひ)」の両方が虚弱になった状態を心脾両虚と言います。

心脾両虚はストレスや思い悩み、考え過ぎなどで脳に過度な負担がかかると心(こころ)と脾(お腹)の機能が低下します。

この心と脾の両方が不調をきたすのが心脾両虚と呼ばれる状態で心脾顆粒がよく使われます。

心の不調である心血虚

中医学で言う心は、精神・意識・思考・血脈をつかさどるとされています。

また心の精神活動は気血などがエネルギー源となるとも言われています。

この心の不調は、脳に気血などの提供ができなくなり、物忘れ、人の話を理解できない、焦燥感、不安、眠りが浅い、不眠という症状を引き起こします。

このような心の不調からくる状態を心血虚と呼びます。

脾の不調である脾気虚

脾は主に二つの作用があり、一つは食べ物を消化吸収してそこから気血などのエネルギーを生成し、それを全身に運ぶことです。

もう一つは血液循環を管理し、血液が血管から漏れ出ないようにすることです。

脾の働きが停滞すると、いわゆる「脾気虚」の状態になり、消化不良や全身の疲労感を招いたり、皮下出血や生理不順といった症状が現れたりします。